§84. ルーズリーフ風のホームページ テンプレート

 ホームページのテンプレートのチュートリアルです。ルーズリーフ式のノートのデザインです。何度か取り上げているAlfoatのサイトの画像を参考にGIMPで実行してみました。参考にした画像のチュートリアルは White notebook style for web site design です。
 このチュートリアルでの文字は、カッコいい日本語フォントを持っていないため英文フォントを利用しています。

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     完成画像。

Step1-4 ルーズリーフ外形の作成。背景の色彩は一時的に変更しています。

Step 1

 ルーズリーフ外形の作成。

    1/ 新しい画像を作成します。実際にホームページを作成する場合は、適切な大きさで実行してください。

    ファイル>新しい画像

    サイズ=800×600
    背景=白

    2/ 背景レイヤーをクリックした後、新規レイヤーを作成します。

    レイヤー名=Notebook
    背景=透明

    3/ Notebookレイヤー選択状態で、中央付近にノートの外形用の選択範囲を作成します。

    【NOTE】 この時、選択範囲の上端の位置は必ず20で割りきれる値にします。

    4/ Notebookレイヤー選択状態で、選択範囲を白で塗りつぶします。

Step2-1 ルーズリーフの表紙のテクスチャの作成。背景の色彩は一時的に変更しています。

Step 2

 ルーズリーフの表紙にテクスチャを適用。

    1/ 選択範囲を維持したままNotebookレイヤーにテクスチャを適用します。

    フィルタ>芸術的効果>キャンバス地の適用

    設定:
      方向=右上
      深度=2

Step3-1 ルーズリーフ パターン用選択範囲。

Step3-4 ルーズリーフ パターン。

Step 3

 ルーズリーフパターンの作成。

    1/ Notebookレイヤーをクリックした後、新規レイヤーを作成します。

    レイヤー名=Leaf Pattern
    背景=透明

    2/ 左図の様に、矩形選択ツールでキャンバスの幅一杯、高さ=20pxの選択範囲を作成します。

    3/ Leaf Patternレイヤー選択状態で、選択範囲をパターンで塗りつぶします。

    フィルタ>下塗り>パターン>市松模様

    サイズ=20

    【NOTE】 Step1 3/ の【NOTE】の続きです。
     グラフィックスのプログラムを作成してみるとよく理解できるのですが、選択範囲をパターンで塗りつぶす場合、レイヤー全体の左上角点を起点としてパターンの塗りつぶしが開始され、選択範囲部分のみが表示されます。そのため、パターンが中途半端な形で表示されることになります。キチンとしたパターンを表示させるために、選択範囲の上端のY座標の位置は必ず20(市松模様のサイズを20に設定しているので)で割りきれる値にします。

    4/ 拡大・縮小ツールで、Leaf Patternレイヤーを横幅のみ縮小します(左図参照)。

Step4-2 ルーズリーフ綴じ代のパターン。

Step 4

 ルーズリーフの綴じ代部分の作成。

    1/ Leaf Patternレイヤー選択状態で、市松模様の黒で塗りつぶされている部分を色域選択ツールでクリックします。

    2/ Notebookレイヤーをクリックした後、[Del]キーを押して不要部分を削除しルーズリーフ部分を作成します。

    3/ Leaf Patternレイヤーを非表示にします。

Step5-2 Notebook全体にドロップシャドーを適用。

Step 5

 ルーズリーフの外形にドロップシャドーを適用。

    1/ Notebookレイヤーから選択範囲を作成します。

    Notebookレイヤーを右クリック>不透明部分を選択範囲に

    2/ Notebookレイヤー選択状態で、ドロップシャドーを適用します。

    フィルタ>照明と投影>ドロップシャドー

    設定:
      オフセットX=-2
      オフセットY=2
      ぼかし半径=4

    3/ 作成されたDrop ShadowレイヤーをNotebookレイヤーの下に移動させます。

Step6-1 ピン(留め具)の選択範囲。

Step6-2 ピン(留め具)。

Step 6

 ピン(留め具)の作成。

    1/ 背景レイヤーをクリックした後、新規レイヤーを作成します。

    レイヤー名=Pin
    背景=透明

    2/ ルーズリーフの綴じ代部分に幅の細い選択範囲を作成し、Pinレイヤー選択状態で、ブレンドを適用します。

    設定
      描画色=白
      背景色=黒
      グラデーション=描画色から背景色(RGB)
      形状=線形
      グラデーションの適用方向=選択範囲の上端やや上から選択範囲のかなり下まで

Step7-11 リボンの栞の作成。二つ目は適当に変形しています。

Step 7

 リボンの栞の作成。

    1/ Drop Shadowレイヤーをクリックした後、リボンの栞用のレイヤーを作成します。

    レイヤー名=Ribbon Sign in
    背景=透明

    2/ Ribbon Sign inレイヤーをクリックした後、リボンのブラシを適用します。適当なリボンのブラシを持っていないのであれば、検索すれば沢山ヒットします。気に入ったものをご使用ください。
    作例では、hawksmont Universe :)よりダウンロードしています。

    3/ Ribbon Sign inレイヤーを拡大・縮小ツールを用いて適切なサイズに変形します。

    4/ Notebookレイヤーから選択範囲を作成します。

    Notebookレイヤーを右クリック>不透明部分を選択範囲に

    5/ Ribbon Sign inレイヤー選択状態で、[Del]キーを押し選択範囲を消去します。

    6/ Ribbon Sign inレイヤーから選択範囲を作成します。

    Ribbon Sign inレイヤーを右クリック>不透明部分を選択範囲に

    7/ 矩形選択ツールのモードを 選択範囲との交わり に変更し、Ribbon Sign inレイヤー選択範囲の左側部分を完全に囲みます。これで、左側だけが選択範囲になります。

    8/ Ribbon Sign inレイヤー選択状態で、現在の選択範囲にブレンドを適用します。

    設定:
      グラデーション=Rounded Edge
      形状=線形
      グラデーションの適用方向=選択範囲の左端を越えたところから右端

    9/ 6/から7/までの操作を、Ribbon Sign inレイヤー選択範囲の右端でも実行します。グラデーションの適用方向は適切に変更します。

    10/ テキスト(作例では、Sign in)を入力し、Ribbon Sign inレイヤー左側部分に重ねます。

    11/ 同様の操作をもう一度行い、二つ目のリボンの栞を作成します。二つ目は適当に変形します

    レイヤー名=Ribbon Register
    テキスト=Register

Step8-3 タブ用の選択範囲の作成。

Step8-9 タブの作成。

Step 8

 タブの作成。

    1/ Notebookレイヤーを二つ複製します。

    レイヤー名=Notebook Help, Notobook FAQ
    背景=透明

    2/ Notebook Helpレイヤーを左に2px移動させます。

    3/ ペンツールを使用して左図のような選択範囲を作成します。

    4/ Notobook Helpレイヤー選択状態で、[Del]キーを押してタブ部分を消去します。

    5/ Notobookレイヤーから選択範囲を作成します。

    Notobookレイヤーを右クリック>不透明部分を選択範囲に

    6/ 選択範囲を反転します。

    選択>選択範囲を反転

    7/ Notobook Helpレイヤー選択状態で、[Del]キーを押してハミ出した部分を消去します。

    8/ Notobook Helpレイヤーから選択範囲を作成します。

    Notobook Helpレイヤーを右クリック>不透明部分を選択範囲に

    9/ Notobook Helpレイヤーにドロップシャドーを適用します。

    フィルタ>照明と投影>ドロップシャドー

    設定:
      オフセットX=0
      オフセットY=1
      ぼかし半径=4

Step9-1 タブ用の選択範囲の作成。

Step9-1 タブの作成。

Step 9

 タブの作成。

    1/ Step8と類似の操作をNotebook FAQでも実行します。

    タブ用の選択範囲は左図参照
    Step8 /2 は任意です。作例では移動させていません。

Step9-1 タブ用の文字の入力。

Step 9

 タブの文字の入力。

    1/ 各タブ用の任意の文字を入力し、回転させ適切な位置に移動させます。

Step10-1 タブ用の文字の入力。

Step 10

 メニュー用文字の入力。

    1/ メニュー用の文字を入力します。

    作例では、CounselorScript フォントを使用しています。

Step11-5 検索ボックスの作成。

Step 11

 検索ボックスの作成。

    1/ 検索ボックスのラベル用の文字を入力します。

    2/ 作成したラベルの右に矩形選択ツールで選択範囲を作成します。この時、矩形選択ツールのモードを 選択範囲を置換 に戻します。

    3/ 検索ボックスのラベル用の文字レイヤー(作例では、Searchレイヤー)をクリックした後、新規レイヤーを作成します。

    レイヤー名=Search Box
    背景=透明

    4/ Search Boxレイヤー選択状態で、選択範囲を白で塗りつぶします。

    5/ Search Boxレイヤー選択状態で、ドロップシャドーを適用します。

    設定:
      オフセットX=-1
      オフセットY=-1
      ぼかし半径=1

Step12-1 ショートカットメニュー。

Step 12

 ショートカットメニューの作成。

    1/ 検索ボックスの下にショートカットメニューを作成します。

Step13-3 画像の追加とドロップシャドー。

Step 13

 画像の追加。

    1/ 任意の画像を開き拡大縮小した後、画像レイヤーを現在のプロジェクトにドラッグアンドドロップします。

    2/ 画像レイヤーから選択範囲を作成します。

    画像レイヤーを右クリック>不透明部分を選択範囲に

    3/ 画像レイヤーにドロップシャドーを適用します。

    設定:
      オフセットX=-1
      オフセットY=-1
      ぼかし半径=1

Step14-3 綴じ代部分の選択範囲。

Step14-5 レイヤーのプロパティ変更後。

Step 14

 綴じ代部分をリアルに。

    1/ タブレイヤーの最上層に新規レイヤーを作成します。

    レイヤー名=Binding
    背景=透明

    2/ Notebookレイヤーから選択範囲を作成します。

    Notebookレイヤーを右クリック>不透明部分を選択範囲に

    3/ 矩形選択ツールのモードを 選択範囲の交わり に変更した後、左図のような選択範囲を作成します。

    4/ Bindingレイヤー選択状態で、選択範囲にブレンドを適用します。

    設定:
      描画色=黒
      背景色=白 グラデーション=描画色から背景色(RGB)
      形状=線形
      グラデーションの適用方向=選択範囲のかなり下から上端まで。

    5/ Bindingレイヤーのプロパティを変更します。

    レイヤーモード=乗算
    不透明度=40

Step15-1 著作権関係のテキストを入力。

完成時レイヤー構造。

Step 15

 著作権関係のテキストを入力して完成。

    1/ 著作権関係の任意の文字を入力して完成です。

    かっこいい日本語フォントを持っていないので、英文フォントを使用しました。

完成図(実画像)

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初版作成: 2011/01/01
Presented by HIPPO